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宮城県からUターン

高橋 海香さん

どこでどう生きるか、じっくり考えてUターンしました

高校卒業後は酒田を出るのが当たり前。
そう思っていた高橋さんがUターンした経緯や、時間をかけたからこそ出会えたやりがいのあるお仕事について、そして酒田への思いを伺いました。

プロフィールを教えてください

酒田市出身で、今年の3月に宮城県からUターンしました。小さい頃は、自然の中で伸び伸びと育ち、毎日泥だらけになりながら遊んでいましたね。高校時代は、部活動やアルバイトなどごく普通の生活を楽しんで過ごし、卒業後は興味があったデザインの勉強をするために仙台の専門学校へ進学しました。兄たちも県外に進学したこともあって、当時はあまり深く考えず酒田を出ようと決めました。そのまま向こうで就職し、10年以上仙台で暮らしました。Uターン後は、J PREP 齊藤塾などを運営する酒田市の株式会社 J Institute に入社。広報部に所属し、DTPデザイナー(*1)として主にパンフレットやチラシ、教材関係のデザイン業務を担当しています。



*1 デザインから印刷用の入稿データの制作までをパソコンで行う仕事

専門学校時代や、その後のお仕事のお話など教えてください

専門学校時代は、好きなことや得意なことが似ている仲間と出会え、とても刺激を受けました。それまで自分の中だけで完結していたデザインに対する思いが、同じ志を持つ友人や先生と話すことでさらに広がっていき、制作活動がとても楽しいと感じました。好きという気持ちだけで選んだデザインという分野でしたが、これを仕事にしたいとはっきり思えたのはこの時期でしたね。
卒業後は、仙台市内の出版社に就職しました。デザインの仕事に就けた喜びも束の間、体調を崩してしまい退職。その後ご縁があって、かつて通っていた専門学校の教務事務の仕事に就きました。デザイン業界で働く覚悟を持って入学してきた生徒や在学中に様々な壁にぶつかる生徒など、学生と話す機会が多い立場だったので、自分の経験など交えながら相談に乗っていましたね。そんな学生たちがかつての自分とも重なり、卒業式では成長した姿を嬉しく思いながら見送っていました。そして、自分にとって後輩にあたる生徒たちの懸命な姿をみているうちに、諦めていたデザインの仕事の現場に、私も再度挑戦してみようと思い、一度は離れたデザイン業界に再就職したんです。


お世話になった専門学校の校長先生に
私がデザインしたTシャツをプレゼント☆

自分に足りなかったことを学び直し、気持ちの切り替え方など精神的にタフになったところもあったので、新卒で勤めた頃より、柔軟に楽しんで仕事に取り組め、その後Uターンするまでその会社でお世話になりました。挫折や転職を経験し、結局最初の業界に戻りましたが、私にとってはなくてはならない必要な遠回りだったんだなって思います。


会社の仲間とジップラインに挑戦


BBQなど楽しい思い出がいっぱいあります

なぜUターンという道を選んだのですか?

私の場合、何かこれといったきっかけがあったわけでもなく、帰る期限を決めていたわけでもないんです。ただ、仙台で東日本大震災を経験し、当たり前の日常が当たり前じゃないって体験をして、自分には何ができるのか、何をしたいのかをじっくり考えるようになりました。それからしばらく経って、年齢的にこれからどう働いていくのか、どこで生きていくのかなどを考えるタイミングがあり、離れて暮らす家族への思いも重なって、Uターンという選択肢が生まれました。ただすぐにUターンを決断出来ない自分がいたんですよね。そこで、じゃあ自分は何を迷っているのかをじっくり考えることにしたんです。仕事や生活の面で、何を知れば納得して帰郷できるのか、たくさんの情報を収集し始めました。


思い切って参加したUIターンイベントの様子

自分の中だけで答えが出ない時は、周りからの刺激を受けようと、お盆の時期に開催された庄内地域のUIターンイベントにも参加しました。その時に、地元に帰って今まで培ったスキルを活かしている先輩移住者の話を聞いて、Uターンの魅力をさらに感じました。
それからも「酒田でも面白いことしている人がいるんだ! 楽しそうだな」って思える発見がたくさんあって、悩みながらも自分がどう生きていきたいか考えて、無理なく自然とUターンを決めることが出来たんです。帰ろうかなと思い始めてから実際に移住するまで、3年くらいかかりました。

現在の会社を選んだ理由は?

Uターン後の仕事については、自分のスキルと酒田市の求人を照らし合わせながら、生活の為だけじゃなく自分が楽しんで出来ることとは何か、マッチする求人がなければ自分で起業しようかなど、視野を広く持って考えていました。
現在の会社に決めた理由は、デザイナー業務なので、今までの自分のスキルを活かせそうだということももちろんありましたが、会社の考え方がすごく柔軟で、部署によってはフレックスタイムやリモートワークも取り入れており、募集していた部署も今後どんどん拡充していく部門だったので、新しいことができそうだなと思ったからです。そして、会社の斉藤代表の、「酒田を元気にしたい!酒田に貢献したい!」という思いが、私がUターンを決意した気持ちと同じだったので、ここで働きたいって強く思い、その気持ちを面接で伝えました。
実際に働いてみると、社内の風通しの良さにびっくりしますね。スタッフ同士の何気ない会話の中から、得意なことを活かす新しい仕事が生み出されるなど、スタッフが活躍しやすい職場だなって思います。


手掛けたパンフ類


テイクアウトを利用しての、楽しいランチタイム

現在の会社は、酒田市内の学習塾の他、東京都内でも小学生から高校生を対象とした英語塾や学童保育、オール・イングリッシュ幼稚園を運営しているんですが、酒田のオフィスはこれら東京の事業のバックオフィスとしても重要な役割を果たしているんです。酒田にいる私たちが制作したチラシやパンフレットが都内の施設で配布されているなんて、やりがいがあるなって思いますね。今って、住んでいる場所が地方でも様々なことを世界に発信できる時代だと思うので、まさにここは、場所にとらわれず自分のやりがいを追い求められる職場だなって思います。
デザインの仕事って、都会に行かないとできないんじゃないかって考える若者が多いと思うので、ここ酒田オフィスの制作部門を大きく出来れば、酒田で働きたいデザイン職希望の人の役に立てるんじゃないかと思うと、頑張りたくなりますね。東京じゃないと難しいと思われがちなデザイン業界の現実を少しでも変えられたら嬉しいって思います。

今後、酒田でやってみたいことなどありますか?

この春に帰ってきたものの、コロナの影響もあってなかなか遊びにいけない状況ではありますけど、今は友人と食事に行ったりするのが楽しいです。あとは、酒田市美術館や山居倉庫、羽黒山など、幼少の頃から馴染みがあった場所を再び訪れると、今まで抱いていたイメージと全然違って、新しい発見がありますね。
残業もほとんどなく、通勤時間も短くなったので、自分のための時間をたくさん持てるようになったのも嬉しいです。今後は高校までの人間関係も大切にしつつ、新しい出会いを増やしていけたらいいなって思います。新しい出会いから新しい挑戦へも繋がっていくと思うので、そういう出会いの中で酒田の魅力を発信できる仲間が作れれば良いなって思います。都会では派手なことをする人が目立つけど、地方では、工夫してゼロから作り上げる取り組みをしている人がいたり、当たり前のように仕事をしているけど、実はすごくプロフェッショナルなことをしている農家の方などがいるので、いつかはそういう酒田の『人』を紹介するような、地域に貢献する活動もしてみたいです。


友人と酒田探訪1
(市内のカフェにて)


友人と酒田探訪2
(酒田のシンボル山居倉庫の対岸にて)

酒田市に移住を考えている方へのメッセージをお願いします!

私もそうでしたが、5年,10年と生活していると、友人関係や仕事の基盤が今住んでいる土地で出来ているので、なかなか移住を決断できないと思うんです。でもその時に、「移住は難しい」って答えを出してしまって移住の可能性をゼロにはしないで欲しいです。なんとなくでもアンテナを張りながら生活していると、自分が今まで知らなかった刺激や発見があると思うので、気長に考えてもらっても良いのかなって思います。住む場所を変えるって生き方を変えるってことでもあるので、自分が後悔しないように納得できるまで悩むことも現実として必要なことだと思います。
ただ、酒田の自然の美しさとか、食べ物の美味しさとか、人々との温かいコミュニケーションなどは自信を持って誇れることなので、帰省や旅行で来てもらって、そういう雰囲気を肌で感じて欲しいと思います。
そして決断できて移住したら、今まで培ってきたスキルや経験をこの酒田の地で活かしてもらって、もっともっと酒田を魅力的な街にしていって欲しいです・・・。というか私もこれから頑張りたいと思っているので、一緒に酒田を盛り上げて行きましょう!


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