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埼玉県からUターン

高橋 由布子さん

ヘアスタイルも人生も、自由に自分らしく

夢を実現させるため、高校卒業後に県外へ進学した高橋さん。
関東で夢を叶え、充実した日々を送っていた高橋さんをUターンへと導いたのは、幼い頃の記憶から紡がれた「理想の場所」への想いでした。

美容師を目指し、県外へ進学

小さい頃から美容室に行くことが大好きで、美容師になるのが中学生の頃からの夢でした。母方の祖父母が埼玉県に住んでおり、遊びに行った際には都内まで出掛けることも多く、都会の華やかな街並みを肌で感じていたこともあって、高校生の頃には「代官山で美容師として働きたい」という具体的なイメージを描いていました。
高校卒業後は美容師免許が取得できる学校へ進学したわけですが、祖父母の家に下宿することが県外進学の条件だったので、埼玉にある専門学校へ進みました。専門学校では、新しい知識や技術を学び、無我夢中で課題に取り組んでいましたね。放課後も居残り練習をして、家に帰ってからは課題をやって・・・、すごく真面目な学生生活を送っていました。


周りの友達も「美容師になりたい」という明確な夢を持つ同志でしたし、一般的な大学のようなサークル活動もないので、ブレずに目標を追いかけることが出来た2年間でした。

山形出身が武器になった就職面接

就職先に選んだのは、もちろん代官山の美容室でした。その当時は美容師という職業の人気がすごく高い頃で、採用が決まるまでには書類選考に加え、面接が複数回あり、ディベートの試験などもあったので、なかなか大変でしたね。その採用試験の際に「山形県出身」ということが度々話題に上がり、面接官の印象に残ったという手応えを感じたんです。山形から志望する人が少ないから目に留まるということもあったとは思いますが、地元から遠く離れても頑張りたいという熱意が伝わったのかなと思いました。採用後に聞いた話では「地方出身ということで、年配のお客様からも可愛いがってもらえそう」という期待を込めたポイントもあったみたいです(笑)。


念願の代官山での美容師生活はすごく楽しかったです。仕事の面では、最初はアシスタントとして1日中シャンプーをして、営業終了後はカットの練習をして、終電ギリギリで帰るという感じで、激務ではありましたが職場の雰囲気も温かく、新人を一からしっかり育ててくれるお店だったので、あまり辛さは感じませんでしたね。接客の基本や名刺の渡し方、目上の方とエレベーターに乗る際の順番など、社会人としての知識もきちんと学ばせていただきました。
そして何といってもオフの時間が楽しかった! 以前から東京で暮らしていた姉と、就職を機に2人暮らしを始め、都会の暮らしを満喫しました。大きい声では言えませんが、朝方まで飲み明かし、ほぼ寝ずに出勤したなんてことも、たま~にあったような気がします(笑)!


実はちょくちょく飲み歩いてました(笑)

埼玉の美容室へ転職

代官山の美容室で働く日々は楽しく充実していたのですが、経営方針の変更や店舗の統合などを機に退職し、埼玉の美容室に転職しました。新しく働き始めたそのお店では、酒田にUターンするまでの12年間お世話になりました。長時間の残業などもなく、アットホームで働きやすい職場でした・・・って、話しているうちに思い出して恋しくなってきちゃいました(笑)。埼玉では一人暮らしをしていて、職場の同僚とご飯に行ったり1人で飲みに行ったりと、東京生活同様プライベートも楽しんでいました。


12年勤務した美容室のみんなと


小学生のお客様から頂いたお手紙
私の心の支えです

美容師あるあるかとは思いますが、その当時の私は立ち仕事で体のあちこちが痛くなりがちで、定期的に接骨院に通っていたんです。その接骨院で知り合ったのが、一緒に酒田へ移住した夫です。夫は埼玉県出身なので、私と結婚していなければ酒田に住むこともなかったはずと思うと、私の意見を尊重して一緒に酒田に移住してくれて感謝しています。

Uターンのきっかけは幼い頃の記憶

結婚後2~3年経った頃にUターンしたのですが、何かはっきりとしたきっかけがあったわけではなかったんです。ただ、移住する数年前から、なんとなく「帰ろうかな」という気持ちが、頭の片隅に常にある感じでした。高校卒業後に県外へ出てからも、お盆やお正月、ちょっとした休みの際には酒田に帰省していたので、地元が「過去に住んでいた場所」という感覚になっていなかったのかもしれません。また、自分が美容師として働こうと決めた時から、イメージしていたお店の雰囲気は「地域の美容室」だったんです。私が美容師になるきっかけを与えてくれた美容室の思い出が、記憶に沁み付いていたんですよね。代官山のお店も埼玉のお店も、そのイメージから外れないアットホームな雰囲気でしたが、心の底には自分の生まれ育った地域で理想の美容室を開きたいという想いがありました。


そして夫も、自身が持っている資格と経験を活かして起業したいと考えていたので、だったら、酒田のほうが土地代なども安く起業に挑戦できるのではと考えて、酒田への移住を提案しました。
結婚する前から一緒に酒田に遊びに来ていたので、夫の中で酒田は好きな地域だったとは思います。でも、移住となると当然そのハードルは上がりますよね? 私の提案にすぐに賛成ということにはなりませんでしたが、何度も話し合い、最終的には私が口説き落とした感じでした(笑)。とはいえ、移住した現在も不安や不満などはなんでも話し合うようにしています。コロナ禍でイベントなども中止が続き、なかなか地域に溶け込む楽しさを味わえていないのですが、今は起業に向けて2人で踏ん張る時期かなって思って頑張っています。

酒田のお客様は「心地よさ」を重視?!

Uターン後、現在は酒田市下安町にある『Agu hair marc(*1)』と業務委託を結びスタイリストとして在籍しています。お客様の年齢層は埼玉で働いていた時とあまり変わっていませんが、リクエストいただくスタイルやご要望に違いがあるかなと感じますね。
埼玉で働いていた頃は、ヘアスタイルのジャンルやイメージをリクエストされ、その希望に沿うスタイルを提案することが多かったのですが、酒田では「まとまりやすく」とか「難しいスタイリングをしなくても整うように」というオーダーが多いように感じます。最初は、様々なスタイルを提案したいという気持ちが大きかったのですが、「酒田は風が強いからすぐ整えられるスタイルが良いのかな」とか「お仕事で帽子をかぶるっておっしゃっていたな」とか、自分なりにお客様の立場になって考えていくうちに、お客様が満足してくださることが大切だと感じ、会話を大事にしながら日々お仕事させていただいています。でも、もっとヘアスタイルを自由に楽しんで欲しい、髪型が変わると気分も変わることを実感して欲しいという想いもあるので、信頼関係を築いたお客様には、新しいスタイルを提案していきたいと思っています。



*1 Agu hair marc 酒田下安店 / 酒田市下安町15-3

自然を感じるアクティビティを楽しみたい

定期的に帰省し、常に「今の酒田」を知っていたので、十数年ぶりにUターンしたとはいえ、あまり大きな変化は感じることなく酒田での日常に馴染んでいった感じです。ただ、以前は考えもしませんでしたが、最近では「鳥海山ってかっこいい山だな」と思うようになりましたね! 鳥海山や日本海など自然の豊かさを改めて感じたので、せっかくの環境を楽しみたいと思っています。今年初めてカヌーに挑戦し、すごく気持ち良かったですし、自然がもたらす心と時間のゆとりは、田舎ならではだと思うので、今度はキャンプもしてみたいねって夫婦で話をしています。それまでは夫との共通の趣味はなかったので、これも酒田に移住して良かったと思うことの1つですね。


平田地区でカヌー体験!


庄内空港の隣にある公園は
お気に入りスポットです

私自身もっと酒田の良さを掘り下げたいと思っていますが、今は、私の地元に移住してくれた夫に酒田を楽しんで欲しいという気持ちのほうが大きいですね。夫のお母さんも、酒田に遊びに来ることを楽しみにしてくれているので、お気に入りスポットを増やして案内するのが楽しみです。

移住を検討している方へメッセージ

UターンでもIターンでも、移住後にどんなふうに暮らしたいかや、何を手に入れたいかなどイメージを描いてみたほうが良いかなあと思います。私たち夫婦にとっての移住の目的は独立開業ですが、例えば「一戸建てが欲しい」とか「親の介護を近くでしたい」「毎日海に散歩に行きたい」とか、何かしら目的を明確に持つことで、地方暮らしのメリハリがつくような気がしています。田舎の時間軸はゆったりしているし、都会で感じる「競争社会」の雰囲気が薄いので、目標を意識しないで暮らしても、それなりに日々は過ぎていくのですが、それってすごくもったいないので、私も意識的に移住前の理想を思い出しながら暮らしていきたいなって思っています。
また、移住に対して不安なことがある時には、誰かに相談して話を聞いてみると良いと思います。私のInstagramにも、たまに移住を考えている美容師さんからダイレクトメールで相談がきたりもしますし、酒田市には移住相談窓口もあるので安心ですよ。


私たち夫婦は、これから酒田の地に根を張っていこうという段階ですが、将来自分のお店をオープンした際には、応援してくれるお客様に恥じないように、そしてかつて私に夢を与えてくれた美容室のように、地域で愛されるお店を目指したいと思います。
ヘアスタイルも人生も、その可能性は無限大!! 関東の華やかな街並みを思い出して恋しくなる時もありますが、自然が豊かで人の温かさ感じる酒田市で、夢を実現させたいなって思っています!


高橋さんのInstagramはこちら
@yunu_takahashi
https://Instagram.com/yunu_takahashi


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